タワーマンションと災害対応

各地にタワーマンションが造られています。
しかし、災害時に住民を収容出来る敷地があるタワマンはありません。
タワマンは建物を作り売り逃げるだけですから、街づくりにはなりません。工場跡地等を高く売る商売です。
但し、建物はその後適切に維持し、災害に耐えなくてはなりません。
東京に林立しているタワマンは、全て直下型地震に耐えられるのでしょうか。
建築基準法の範囲での責任ではなく、真に住宅として100年建築なのでしょうか。
戸建てはそんなに持たないとの意見もあるかも知れませんが、規模、集積度が違います。
タワマンは災害時には地域の大きなリスクになります。

マンションの住民の多くは地域の町内会に加入していません。
町内会の行事にも参加しませんし、地域交流が乏しいのが現状です。
(戸建ても地域と親密とは言えなくなっていますが…)
避難所は実質的には町内会の仕切りになります。
マンションの住人は災害時に近所の小学校の避難所に行っても受け入れてもらえないかもしれません。
入れても居心地は悪いでしょうね。
特にタワマンの場合は余震の揺れで部屋にはいられないでしょうし、一度降りたらエレベーターが停止していますから戻る気にはならないでしょう。
行き場がないことになります。
十分な広さの集会所等を持っていれば良いですが、上層階の人だけでいっぱいになってしまうでしょう。

近年、過度な東京集中が指摘されていますが、タワマンも都内で働くため住居を求めて入居します。
大企業の本社や行政の中枢が都内に無ければ、もっと良い住環境に住めると思います。
良いタワマンを作るのではなく、都市のグランドデザインとして首都機能を分散し各地にコンパクトな街づくりをやるべきと思います。
災害は「新しい様相」を私たちに突きつけます。
関東大震災では耐震構造と大火災、阪神淡路大震災では近代都市の脆弱性と縦割り行政の弊害そして倒壊による窒息死、東日本大震災では津波。
次の首都直下地震ではどのような問題が突きつけられるのでしょう。
首都機能の喪失、超高層施設の脆弱性、過度な人口集中、ゼロメートル地帯の水没などが顕在化します。
タワマンの問題は地域社会の問題ではなく、東京を中心とする歪な都市構造の問題として考える必要があります。

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