「災害食」を考えよう

「非常食」と言わなくなっているそうである。
地震などの非常時に備えておく食べ物だと、日常性が無いため結局賞味期限切れで廃棄して次の補充をしなくなってしまう。
むしろ、日常的に食べているもので災害時にも食べられる物を少し多めに蓄えて行く考え方で、とても良いことだとと思う。
また、企業などの備蓄も「活動」を考えて栄養がとれるものが大切になってきている。
災害等の発生時には三つの段階があるように思う。
①発生直後の混乱の時期
②ライフラインが制限を受けている時期
③物流に影響が出ている時期
現象としては、三つともに重なっているだろうが災害発生の時間経過から概ね分類してみた。

①発生直後の混乱の時期
災害が発生し、住居や事務所、社会が混乱している状況では、最初は「開けるだけで食べられる物」が必要となる。
缶詰や、袋物のお菓子など普段から好きなものを備蓄し非常持ち出し袋に入れておくと良い。

②ライフラインが制限を受けている時期
発生から半日、一日を過ぎると職場や自治会等が動き出し多少は組織的な災害対応活動が行われる。
加水や簡単な加熱で食べられるアルファ米やレトルトなどの食べ物をとる。
野菜不足になると栄養が偏るため、野菜ジュース等も用意しておくとともに、炊き出しで各家庭の備蓄野菜を味噌汁にするなどの協力が大切。

③物流に影響が出ている時期
阪神淡路大震災や東日本大震災でも物流の混乱が見られたが、南海トラフや首都直下の場合には品物が足りなくなる状況が深刻となる。
被災地域の人口が多く、生産や製油、交通機関に大きな被害が出るため生産・輸送共に追い付かない。
新型インフルエンザの感染対策としては「8週間」の備蓄が推奨されている。
米や乾麺、缶詰や保存水、ジュース類などを台所だけでなく、本箱の下の段などに備蓄すると良い。

災害は「我が事」と思わないと対策が進まない。
災害時には何も買えなくなることを覚悟して準備しておくことが大切である。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック