災害食について

地震や台風、広域停電、新興感染症などに備えて「災害食」を用意しましょう。…と言ってもカンパンを用意する訳ではありません。
 最近は東日本大震災や熊本地震の経験から災害時の食事も「腹の足し」だけでなく「心の足し」や「栄養」についても注意されるようになりました。
 熊本地震に関連して、阿蘇地域では高血圧や糖尿病の疑いのある住民が急増していることが、国民健康保険の特定健診結果から明らかになっています。これは、災害により生活基盤に被害が及び偏った栄養や運動不足なども原因と考えられています。
 地震発生時には続く余震や断水、停電、断ガス等により調理ができないため食事が作れなくなります。その後も、不便な生活と乏しい物資で食事を賄わなくてはなりません。

 災害食は「普段食べられるもの」を備蓄することが大切です。災害時に嫌いなものは食べられません。美味しいもの、好きなものを用意しておくことが準備を長続きさせるコツです。
 災害食は「時間(食べるタイミング)」を考えて準備しましょう
 地震発生時には揺れや停電で調理ができません。封を切ったら食べられるものを用意しましょう。
 お粥や雑炊、サラダやフルーツも常温で一年保存が効きます。普段食べられるもので常温保存ができるものが災害食に向いています。お水の他に野菜ジュースやお菓子も用意しましょう。

次に、災害から1日経過した時期にはお湯や水を加えて食べられるアルファ米などを用意しましょう。五目御飯など様々な味のものが販売されています。また、フリーズドライやパックのフルーツや野菜なども確保しましょう。
幼児や子供さんがいる場合には、離乳食や子どもの好きな食べ物を備蓄しましょう。また、アレルギーや食べ物に制限のある方は特に備蓄が必要です。災害時の避難所や炊き出しなどは乳幼児や食事制限者へ配慮されたものはほとんど出せません。
災害が落ち着き、団地の炊き出しが始まったら、食材を持ち寄って皆で手伝いながら作りましょう。但し、衛生面に配慮し食中毒防止に努める必要があります。

災害時の食事は「自助」が大切です。
行政の支援物資はあてにはできません。広域災害においては待っていても物資は届きません。
普段から食べて賞味期限を切らさないようにしましょう。美味しいもの、好きなものを用意しましょう。

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