就活 企業選びのヒント

就職活動での企業選びは、昔と今ではだいぶ重みが変わってきた。
私が就職活動した昭和50年代はまだ転職はスキルアップと言うよりはネガティブイメージが強かった。
終身雇用制で、大学から大手企業に行くことが安定・高収入の道だったのである。

しかし、今は就職が=「一生の仕事」にはなりにくい。
希望の企業に入っても、事業ごと買収されてしまえば雇用主はコロっと変わってしまう。
私はいまソニーのスマホを使っているが、次は富士通にしようかと思っていた矢先にスマホ事業が売られてしまった。
企業にとっては工場も生産ノウハウも人財も利益を生み出す「資源」すぎない場合があるのだ。
また、転職市場は新卒以上に熱い人財争奪となっており、才能や技術次第でステップアップも可能である。
技術を生かしてフリーランサーとして活躍したり、運と才能でネットを利用した投資で生活する者もいる。
「お金を稼ぐ」方法が多様化した現代では、新卒として入社するのはキャリアのスタートの意味合いが強くなっている。

企業選びで流行り言葉は「ブラック」である。
長時間労働が判りやすいが、本当のブラックは「上司との人間関係」や「成果要求」の方が要注意だ。
極論だが、長時間労働の元凶は大半が上司であり、管理職が業務のバランスとスケジュールをしっかり管理していれば長時間労働にはならないのである。
仕事が締め切りまでに終わらないから長時間勤務になってしまうのであり、多くは上司の調整不足が原因である。

さて、就活で非常に困るのが、人事担当者には会えるが採用後の上司が選べない事である。
企業訪問やインターンシップ、説明会では「本当の上司」にはなかなか会えない。
もし、訪問時に上司に会える会社であれば徹底して話し合って、相性が良ければそこが貴方のスタートに一番良い。
給与や時間よりも長く付き合う上司とのマッチングができるのなら、それが大切である。
大抵は採用される部門の上司には会えないが、職場見学でオフィスを見学できるなら「雰囲気」を感じることが大切だ。
大抵は「おもてなし」をしてくれる。しかし、見るところは「壁」の張り紙などだ。
「社訓」や「モットー」などは会社の本質的な体質を示している。営業成績を張り出していればノルマが厳しい。
「整理整頓」が掲示されていれば、そこに問題があり現場と管理者に意識のギャップがある。
パソコンにメモが一杯貼ってあれば忙しい上に兼務が多く人手が足りない。
最近は、自席が固定していないフリーアドレスのオフィスも多いが、グループになっている場合とポツン、ポツンと座っている場合では雰囲気が違う。
自分が「耐えられそうな雰囲気」か感じることも大切である。

「成果要求」では有形無形の「ノルマ」が社員にのしかかってくる。
お金を稼ぐ方法としては「時間を売る」「才能を売る」「成果を売る」の三つが大きい。
「時間を売る」のは、勤務することで給与となるものである。
例えば、居酒屋のアルバイトは時間内のお客の過多にかかわらず時給は一定。
多少は売らないと店長ににらまれるかもむしれないが、アパレルの販売店員などもそうである。
「才能を売る」のはデザイナーやプログラマーなどでスキルが必要である。
能力に応じて資格もあり、オラクルの資格を取るなどすれば給与も高くなる。
「成果を売る」のは営業マンだ。
不動産や保険、証券、自動車販売など顧客を開拓して契約を取って来る仕事である。
この仕事は面白そうに演出するが、実際は大変な仕事で新人ではほとんど契約は取れない。
個人相手の商品を扱うと親戚・友人から契約を取ってネタが尽きると退職のケースも多い。企業側は本人が辞めても契約は残るので新人を採用するメリットがあるのだ。

就職が一生の仕事でないとしたら、生活費を稼ぐほかにどんな目的を持てるだろうか。
「お金を稼ぐ能力を磨く」「やりたい事を実現する能力を磨く」いずれも仕事の実技を通じて技術を身に着け、人脈を作る。
「やりたいと思う」のと、「やり始める」の間には千尋の谷がある場合がある。知識は実技をしなくても身に着けられるが技術は手を動かさないと身につかない。
一度しかない人生なのだから、「やりたい事をやれる」と思える就職先を探すのが一番だと思う。

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